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「カリフォルニアの人達は気持が緩み過ぎ!」といわれることがあります。でも、いつもいつも気が緩んでいるわけではありませんよ! IT産業や環境に配慮した農業、そしてワイン生産においては、日夜革新的な進歩を遂げています。ただ、カリフォルニアの大自然に囲まれ、温かい陽光にさらされていると、笑顔が絶えません。グラス一杯のカリフォルニアワインがあればなおさらですね。

AVAとはなにか?

すべてのカリフォルニアワインには、原料となったブドウが栽培された、原産地が表示されています。

この原産地は、カウンティ(郡)といった行政上の地名であったり、AVA(アメリカ政府公認葡萄栽培地域)といった、米国連邦政府によって認定された地域であったりします。

ワインのラベルにAVAを表示するためには、原料となったブドウの少なくとも85%は当該AVA産でなければなりません。カウンティ(郡)の場合は75%です。そして、「カリフォルニア」や「カリフォルニアのいかなるAVA」を名乗る場合でも、原料ブドウは100%カリフォルニア産でなければなりません。

vineyards

温暖な日中と、涼しい夜

cool air from ocean forms fog on coast

カリフォルニアの四季を通じた気候は、訪問客に優しいだけでなく、ブドウ栽培にも適しています。

日照に恵まれているため、ブドウの成長期は安定して長く、気候や地勢によってさまざまなブドウ品種を栽培可能です。起伏に富んだカリフォルニアの海岸線は1,300kmにも及ぶのですが、海からの冷たい風や霧が海沿いの畑を冷やすため、冷涼な気候に適したシャルドネやピノ・ノワールといった品種が成功しています。一方、やや内陸の斜面の畑では、カリフォルニアの強い日差しを受けてカベルネ・ソーヴィニョンやメルローが完熟します。

砂、粘土、ローム、花崗岩、火山灰、海底土壌、川底を転がって丸くなった小石など、土壌も多様性に富んでいます。多様性といえば、カリフォルニアのワインメーカーにもいろいろな人がいます。1700年代以降、ブドウ樹を携えた移民たちが世界中からカリフォルニアに押し寄せたからです。