環境保全型のワイン生産活動は、生命をはぐくむ土、空気、水を守り、ひいてはブドウやワインの風味を守ります。カリフォルニア州のワイナリーとブドウ畑では、土地を適切に管理し、地域社会に対する充分な配慮を怠らないことが日々の生活の礎となっています。環境的、社会的に責任ある行動をとり、それを不可欠なものとして事業に組み込み、土地、地域社会、産業の健全性を次の世代へ確実に受け継いでいくよう取り組んでいます。
サステイナブルなワイン生産者になるということは
サステイナブルな実践を広く適用している重要なエリア:
定義
環境保全型ワイン生産(サステイナブル)
ブドウ畑およびワイナリーにおける環境保全型ワイン生産の実践により、ワインの品質を向上させるだけでなく、安全で美しい環境を従業員や近隣住民、訪問客に提供することができます。環境保全型ワイン生産には、有機栽培やバイオダイナミクスの手法も取り入れられています。
環境保全型ワイン生産の実践には、以下のようなものが含まれます:
- 羊や益鳥を使って、雑草や害虫を駆除する
- 被覆植物やドリップ式灌漑、浄化池
- 堆肥、廃棄物のリサイクルと再利用
- 空気と水質保全
- 生態系と野生動物の保護
- 環境に配慮した物品の購入
詳細はホームページにて: www.sustainablewinegrowing.org
有機栽培(オーガニック)
カリフォルニアワインのラベル上に “Wines made with organically grown grapes” と表示されているものは、米国が定めた有機農法のガイドラインに従って栽培されたブドウから醸造されています。
- オーガニックではない植物保護資材は使用していません。
- 害虫や雑草、ブドウ樹の病害には、自然な代用品で対処する
カリフォルニアワインのラベル上に “Organic Wine” と表示されるものには、二酸化硫黄を人為的に添加してはならない。二酸化硫黄の含有量は10ppm以下でなければならない。
詳細はホームページにて: www.ccof.org the USA’s largest organic certifier
バイオダイナミック
バイオダイナミック農法ではブドウ畑で自給自足のシステムを確立し、有機栽培の手法を用いて畑で使用する堆肥も作ります。
- オーガニックではない植物保護資材は使用していません。
- 畑の微生物や堆肥で土壌を豊かにするために、牛糞やシリカ等からなる特殊な調剤を用いる。
- 害虫駆除に益虫を用いる
- 植樹や剪定といった作業スケジュールは、月齢によって決める
詳細はホームページにて: www.demeter-usa.org